上方講談師やプロの観光ガイドと京都歴史めぐり

【北野西陣地域 幻の芸能文化】京落語、京相撲、京都講談(講釈)とは

 京落語

初代露の五郎兵衛(つゆの ごろべえ)1643~1703年)は、江戸時代前期の落語家。京都の人で、元は日蓮宗の談義僧。還俗して辻咄(つじばなし)を創始し、京落語(上方落語)の祖とされる。号は雨洛。晩年に再び剃髪し、露休を号す。露の五郎兵衛は江戸時代の元禄期に活躍。京都の北野天満宮や四条河原などで道端に舞台を設けて聴衆を前に「辻咄(つじばなし)」を口演し、これが落語の起源、原型になったといわれている。

 京相撲

江戸時代初期、大相撲興行は、神社仏閣の再興、建築の費用を捻出するための「勧進相撲」が、京都、大坂、江戸の三都を中心に開かれた。京都では、この時代の大相撲は、江戸で2回、京都、大坂で各1回の年4回興行でこれを四季勧進相撲興行という。
幕末まで相撲興行は形式的には江戸、京都、大坂を回る四季勧進相撲の形態をとっていた。これが崩れたのは幕末の動乱期であった。京都では、華の峰、兜潟という力士が勤皇の志士としての活躍を認められ独自の相撲興行を許される。独立した組織としての京都相撲のはじまりである。

 京都講談(京都講釈)

上方講談の本格的な歴史は、ここから始まるといってよい。今までは、屋敷や寺で行っていたのが、神社の境内や盛り場で口演するようになったのである。江戸時代、京都での町の講釈場は、四条河原、四条道場、蛸薬師、革堂等の境内、或は、北野社頭等で行われていた。北野地域で見てみると、享保から寛保頃にかけての講釈師として世に知られていた原栄治(和平)は北野七本松に家宅をもち、聴衆を集め「太平記」「太閤記」「朝鮮太平記」「源氏物語」「徒然草」、そして政談物や仇討物にと、バラエティーに富んだ上方講談を聴かせていた。そして、上方で上方講談の前史を飾る、神道講釈師が現れる。この神道講釈の系統は、上方の講談の特徴のひとつともいえる。神道講釈師で一番有名なのは、増穂残口(ますほざんこう)である。彼は「艷道通鑑」を著し、恋愛至上主義を説き、のびやかな講釈をした。江戸後期から昭和期の京都講談(講釈)で活躍した講談師の吉田神道家系の吉田一保は、1779年(安永8年)に「北野実伝記」を著し、神道講釈師として活動するほか、役者の嵐猪三郎が弟子となり、地山と称し義士伝や先代萩を得意としていた。また、玉田派(吉田系)の元徳島藩士の玉田永教を祖とする吉田神道系の講談の派である。孫の玉田玉枝斎と玉秀斎、そして玉枝斎の息子が玉芳斎と称して、来阪して明治の初期から末ごろまで活躍した。その初代玉秀斎に弟子入りをしたのが、立川文庫の名義上の執筆者として有名な、二代目玉田秀斎である。この人も加茂の社家の出で、「安倍晴明」や「菅原天神記」といった神道講釈も得意としたが、1919年(大正8年)に没し、京都の神道講釈の系統を引く純然たる屋号を持つ玉田玉照が昭和12年頃他界し講釈師は絶えた。

 【内容】:

 【所要時間】:2時間半~4時間程度 *2時間未満は要御相談

 【ガイド】:北野界わい創生会所属ガイド

 【分野】:文化・美術・芸能

 【ターゲット(一般(客層))】:富裕層、キャリア層

 【ターゲット(ビジネス)】:コンベンション・カンファレンス・学会・社員旅行・インセンティブツアー・MICE(ビジネスカンファレンス)・プロモーション・研修旅行・団体ツアー・アクティビティ・エクスカーション、修学旅行、学習

 【対象人数】:数名~数十名まで

 【参考予算】:6万円~
*(食事代やタクシー・バス又はジャンボタクシーは別途掛かります。)時期や依頼内容によっては大きく変わります。

 【旅行会社側のお願い】
〇キャンセル料は2週間前50%、1週間前は100%を申し受けます。

≪お気軽にお問合せください。≫

上方講談師 二代目  旭堂 南龍

上方講談師 二代目  旭堂 南龍(歴史・芸能)
京都講談(講釈)担当

上方落語家 森乃 石松

上方落語家 森乃 石松(歴史・芸能)

鳥井 光広(美術、生活、西陣北野地域)
京相撲、京落語担当

関連資料

 京相撲:京相撲番付表、力士図、雲上明覧全

 京都講談(講釈):菅家系録上中下(玉田永教著)、天満宮霊験記講談速記本(玉田玉鱗 講演)、玉田永鷹 下鴨講釈師(短冊(肉筆))


【別オプション】

京都幻の伝統(古典)芸能の中から

 【京都講談(講釈)】

京都講談の玉田派に伝わっていた幻の京都講談(講釈)ネタ『安倍晴明』ともう一つ『菅原天神記(天満宮霊験記)』が玉田派の十八番ネタで有りその中でも「菅原天神記」は、京都講釈の歴史の中でも鎌倉時代から脈々と色々な(講釈師)人に受け継がれてきた題材である。天神記を時代の新しい順から並べると、明治期の玉田玉鱗版「菅原天神記(天満宮霊験記)」、幕末期の玉田永教著「菅家世系録」、安永(1800年頃)期の吉田天山著「北野実伝記」、江戸初期「菅家瑞応録(佛教系)」、南北朝時代期「神道集」(安居院流の説教の種本)、さらに鎌倉時代期「北野天神縁起絵巻」にまで遡ることが可能。

「全国天満宮の総本社北野天満宮の公式に公認」
菅原道真公を題材にした「天満宮霊験記(菅原天神記)」(玉田玉鱗口演)
(注)京都講談(講釈)ネタの公認は、北野界わい創生会のみに許されました。

 「今回の特典」

今回オプションで上方講談師が100数十年ぶりに演じさせていただきます。
京都講談以外も京落語の系統を引き継いでいる落語一門での落語も楽しんでいただけます。

  関連地:

  京相撲:北野天満宮、上賀茂神社、御所、八坂神社、地蔵院(椿寺)、浄福寺 他

  京落語:北野天満宮、文の助茶屋、誓願寺、他

  京都講談(講釈):北野天満宮、吉田神社、下鴨神社、他

*京都忍者(忍びの者)も御要望が有れば、コースに組み込ませていただけます。

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